偏差値は高くないといけないの?

最近よく「へんさちいくつ?」って聞かれるんだけど、「へんさちって何?」

偏差値はね、順位と似ているけれどちょっと違うものかな。
単純に順位で表すと、テストを受ける人数で数字の意味合いが変わってしまうよ。例えば100人中の10番と10000人中の10番だったら、同じ10番でも10000人中の10番の方がすごいよね。
だから、人数が違っていても、自分がテストを受けた人の中のどのくらいの位置にいるかを表す数字があったら便利だよね。その便利な数字が偏差値(へんさち)だよ。
よくマラソンに例えられるんだけど、今自分が走っている位置は集団の中のどの辺りなのかを表すものだよ。

ふ〜ん。そうなんだ。知っておいた方がいいの?

過去に志望校に入った人はどのくらいの位置にいたのかを知りたい時に便利な数字だよ。
わかったら、あとどのくらい頑張る必要があるのかなとか、自分の力に合わない学校にしていないかなと考えられるよね。

「偏差値って高い学校じゃなきゃ受験する意味ないよ」と言われたんだけど・・・

きっとその子は
「受験するなら偏差値の高い学校でなければならない」という思い込みがあるのかな?

ということは、「思い込みを取り去るワーク」だね。
反対の意味の言葉に変えて、インターネットで調べるんだよね。
「偏差値の高い学校でなくてもよい・・・
偏差値は気にしなくても良い」かな?

そうそう。そんな感じ。
キーワードは、たとえば・・・
「中学受験 偏差値 意味」
「中学受験 偏差値」
「中学受験 偏差値 デメリット」
ちょっと難しそうだから、一緒に調べてみよう。
・中学受験をする子どもの割合は、全国の小6の中の10〜15%くらいと言われている。
・受験が低年齢化し、早くから中学受験用の勉強を始めている子がいる。
・勉強をすることが得意な子が多い。
・中学受験の偏差値は高校や大学の偏差値よりも低くなりがち。勉強が得意な子の多い集団での偏差値なので、ほとんどの人が受験する高校受験や大学受験よりも偏差値は低い数字になりやすい。
・偏差値にこだわりすぎて、親が子どもにプレッシャーを与え続けると勉強嫌いにしてしまうデメリットがある。

低学年から受験勉強している子がいるんだ・・・。全体の10%くらいって、意外に少ない。
人数が少なくて、勉強の得意な子が多いんだね。偏差値上げるの難しそう。
頑張っているのになかなか偏差値が変わらなかったら辛いよね。

大人は偏差値が気になると、子どもに「もっと勉強させなければ」「塾に入れなくては」「遊んでいる場合じゃない」と考えてしまう。
偏差値が上がったら、「もう少し上を目指せるのでは・・・」と欲が出て、さらに子どもに勉強だけさせてしまう。
子どもはどう感じているのかな?

頑張っていても、目に見える変化が少ないから「まだまだ!」「もっとがんばれ!」って言われ続けてしまうんだね。
それはツラそう・・・。
だから、ストレスで

「偏差値が低い=勉強ができない」と思い込んでいると気になってしまうかもしれないね。必死になってしまいそう。
でも、偏差値は「頭の良し悪しを決める物差しではない」ことがわかったら、気にならなくなるよね。
何人もこどもを難関校に入れた人の体験談などを本で読んだり、テレビや動画サイト、SNSなどで見たり聞いたりすると、「高い偏差値、有名校」を目指すのが当たり前のように錯覚してしまいがちです。
しかし、2023年あたりからは雰囲気が今までとは違ってきているように感じます。
著名な人が動画サイトの対談で
「認知能力ばっかり鍛えてないで、もっと非認知能力を高める教育をしよう」と話していたり
「AIと同じようなことをする人間を量産してもしょうがない。AIを使って世の中の課題を解決する人を育てなきゃダメだ」などと話しているものを見かけるようになりました。
高学歴志向やさまざまな思い込みは、これまでの時代では、それでよかったのかもしれません。しかし、子どもたちが生きていくこれからの時代には、合わない考え方となっています。
この高学歴志向や思い込みのよくない点は、親が子どもにプレッシャーを与え続け、子どもが自分の好きな事や得意なことをする(見つけるための試行錯誤をする)自由な時間を奪っていること です。
わかりやすい数値で表すことのできない能力(非認知能力)を軽視し続けていると、子どもたちが大人になってから、「自分はどんな人なのかわからない」と「自分探し」をし続け、人生の迷子になってしまうかもしれないのです。
これは、中学受験をするかしないかに関係ないことですよね。
私は著書で、この思い込みを一旦見直してみましょうと提案し、思い込みを取り除くためのカンタンな方法を提示しています。
今までこういった内容の本を見かけなかったので、他に誰もいないだろうと思っていたのですが、いました、今年は。同じ事を考えている人が。
同じ考えの人が他にもいるって頼もしい。
しかも、他の人は立派な肩書きの人たち。
やはり肩書きが立派な人の言葉って安心でしょ。
(YouTubeやAmazonに中学受験で検索すると出てきますよ。その他のキーワードは下に書いています)
私の本では、楽しく中学受験をした「体験談」を書いています。
体験はその時、たまたまその考え方を持って実践した人だけのものなので、数は多くないので、信頼性がないとおっしゃる人もいらっしゃいますが、数を集めることは困難ですし、集めている間に多くの子どもが育ち、何も変わらない世の中を通り過ぎていきます。
少ない体験談であっても言葉に表さなければ、どんなによいものであっても人に伝えて広めることができません。
専門家の先生には書けないオリジナルの内容を、たくさん書けたのではないかと思います。
ぜひ、立派な先生の話と合わせて、実体験の話も読んで、子育てについて具体的に考えてみて欲しいです。